セカンドロード

いろいろ考えてみる

 

「雇用はまもる」 という言葉は不景気だからこその言葉だと思います。

検索でこちらについた人はどこかで耳にしたのではないでしょうか?

「雇用はまもる」という言葉の中身をきちんと知っておかないと後悔することになるかもしれません。

 

雇用はまもる とは?

 

雇用とは何か? 「仕事をさせるために有償で人を雇う」 ということ。

これを「まもる」というのは、(不景気のなかで)人員削減(リストラ)しません。ということです。

しかし、この言葉には抜けているものがあります。

(昇給の停止になってもボーナスカットをしても)雇用はまもる。

極端に言うと、ボーナスがゼロになっても、給料の削減を行なっても 雇用はまもる。

ということです。

これが雇用はまもるに隠された言葉です。これを知って「はぁ?」と思う人もいると思います。

しかし、会社の利益が一定ならまだしも、毎月毎期と減って行ったり、赤字になってしまったときに全てが同じ状態でいられるわけはありません。利益が減れば配分も減る。至って当たり前の話しになります。

では、ボーナスも昇給も維持するためにはどうするか? そうです。人員削減を行うことで利益の減ったぶんだけ支出を減らせば良いのです。

しかし、考えて下さい。

給料、ボーナスが減っても仕事があり収入がある状態と、人員削減が始まり残れれば良いのですが自分が削減される側になったら仕事自体がなくなります。選ばなければ職安にいくつか仕事はあります。しかし倍率は高く、勤務環境の良し悪しもわかりません。

ヘタしたら無職の状態が続きます。

そういった状態を作らないように、雇用はまもる。と言ってもらえているのです。

 

しかしこういったマイナスな点だけではありません。雇用をまもると言うことには大きな意味があります。

 

雇用はまもる という発言の真意とは?

 

何もないのにこういった発言はありません。何らかの経営に関わるリスクが発生しているのです。

そしてそれは上層部のみならず、下の方にも何らかの形(噂など)で広まっていると思います。もしくは雰囲気などですね。

この会社…大丈夫か? という不安を抱えた状態での仕事は万全な状態とはいえません。
  1. 楽しくなくなる・・・いつまでできるかわからなくなる
  2. 噂に尾がついて広がる・・・情報内容が仕事内容から会社の存続に変わってしまう
  3. 仕事で失敗しても会社なくなるし・・・と無責任になる
  4. 早とちりな転職などを考える・・・
いくらでも不安を煽る要素はでてきます。この状態で仕事をしていても上の空でトラブルや事故といった集中力にかけた状態になってしまいます。実際に会社として問題はあっても存続に直結しないレベルであっても直接仕事に関わる人達がこういった状態であれば万全な状態ではありません。

こういった状態での仕事が逆に足をひっぱりどんどん会社の利益等を下げることに繋がり、それこそ存続に関わってくるのです。

 

雇用はまもる。といった発言にはこういった噂を取り除く効果があります。
  •  雇用状態は維持されるということは経営は存続できる状態にある
  •  ときに噂は今日明日にでも…と極端な話になるが、そういった状態が払拭される
  •  会社は危機的ではあるが、まだまだ余地はいくらでもある。
  •  噂などで社員が焦って退職(転職)するのを防ぐことで現状維持を図る
  •  仮にボーナスカット昇給停止などが始まる際に「雇用をまもるため」というワンクッションになる
などなどありますが、一番はやはり「不安を取り除く効果」です。

社員自身の不安と御家族の方への不安。将来の不安。なんといっても仕事をしてこその収入があり、生活できるわけですから。

ただし、会社としては「経験者、有能社員の転職の歯止め」「ボーナスカットなどの事前準備」などもあると思います。

どちらにしようと、けっして悪い意味で言っているわけではなく前向きに捉えて日々の仕事をしっかりこなすことが大切だと思います。

 

雇用はまもると言われたらどうすれば?

 

雇用はまもる。には安心という意味と危機的状況でもあるという両面があります。

この発言がでるには何らかの経営危機があり、噂などを含めて社員の大半がそれを感じ取っている状況であるが、実際の状況よりも尾ひれがついている。仕事の話よりもそっちのほうに集中してる。有能社員が転職を考え始めている。などなど根本的には危機的リスクの存在があります。

しつこいようですが、危機的な状態があると思います。なぜ繰り返すのかというと、「雇用はまもる」と聞いて、なんだ大丈夫なんだ。と安心しきってる人、リストラとかしないんだ。と気を抜いている人。

こういった考え方の発生が一番の誤ちだからこそ、雇用はまもる。と公言されるのです。

 

川を背にして陣を張ったときに、目前の敵からは逃げることはできない。生きる為には前に進んで目前の敵を討つしかない。これは「背水の陣」です。

雇用はまもる。という公言は危機的状況の告知に近いものがあります。そもそも昇給の停止とかボーナスカットしてでも、雇用は…ということは「もうあとにはひけない」という状態に似ていると思います。
ただ黙って普段通りにしていたり、まもられると気を抜いていたら目前の敵に打たれるか、立ち止まった状態で食料(資本金など)がなくなり、滅びていくだけです。云わばこの発言には「背水の陣」

今以上に品質・サービス、付加価値と高めていく必要がある。ということです。

そのためには社員、パート、アルバイトと関係なく一人ひとりが意識するしかないのです。

 

それはちょっとした節電などの支出の削減でも良いのです。それは意外なところにあったりするものです。

金額の大小にかかわらず、ちょっとしたときに電気を消す。PCのスタンバイ設定時間を数分短くする。

 

直接「顧客と関わる」営業などの人は相手先に失礼のないように細心の注意を払っていると思います。

では社内の部署間ではどうなのか? 生産などで後工程に対してどうなのか?

「部署が違えばお客様、後工程はお客様」 と、私は考えています。

これがどう影響をおよぼすのかというと、つまらないヒューマンエラーやポカミス、また資材原料などのロス削減、そしてミスに対するランニングコストの削減に繋がると同時に、「より良いものを」という気持ちで品質、サービスの向上に繋がっていきます。

 

とにかく気を引き締めていこう。ということです。

こんなときこそ、KAIZEN を搾りだして行きたいものですね。

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