セカンドロード

いろいろ考えてみる

 

私は車通勤をしていますが、今日の帰宅時に用事があったので普段と異なる道を使いました。

普段は国道を使ってるのですが、住宅街の道を使用したわけなのですが、

住宅街の中に今流行の「低価格のうどんチェーン店」ができていました。更に離れたとこの住宅街には「100円の回転寿司」のオープン日が貼りだされていました。

 



 

なんで交通にも不便(大通りではないため)なとこに作ってるんだろと考えてみました。

その結果見えてきたのは

 

今までの店舗の方式では、大通りを利用する人たち全てを対象としての「幅広いく新規を対象とした集客型」

これからやろうとしている住宅街店舗の目的は「地域と密着したリピーター確保型」

 

という「安くて美味しくて、手軽」な店が身近にあったら…通ってしまいます。

では通ってしまう理由をあげます。

 

最大のポイント:贅沢感の喪失

 

 

かつてのファミレスをはじめ外食産業はそれなりに贅沢な部類でした。祖父母に連れいていってもらう場所だった人も多いと思います。

しかし気がつくと低価格化が進みドリンクバーが置かれた喫茶感覚での利用ができる店が増えてきました。これは単に外食産業が増えすぎたことによる価格競争の始まりと、ファーストフードの普及などがあると思います。

そして普及に伴い、子供の頃からファミレスが身近にあったことで、ファミレスに対する「贅沢感」は失われて行きました。

小学生4~6年生くらいの子達が食べてるとこを何度も見かけました。

小さな子供を見てもキャラクターを喜んでても、お子様プレートの「旗」を誰も喜んでいません。

 

かつては親の運転で店にいき、家とは違う空間を楽しむ。その中で普段食べないような盛り付けの料理を楽しむ

それはちょっとした贅沢だったのですが、それが今や当たり前に近いようにちょっとドライブすると店が並ぶ。

 

そうなったことでかつての贅沢品は身近なものになったことで、大通りまで車で行く。たまの外食だからどうせ行くなら多少遠くても…という付加価値は今はあまりありません。

そうなると、わざわざ食べに行っていた所に、「わざわざ」行く必要もありません。今の時代は選り取り見取りでサービス・品質は様々でもいくらでも選べます。

 

何度か書きましたが、「車」で行く、「わざわざ」行く身近になったことで、この辺の価値が減ってきたのです。

この2点を失った店は「集客力」が大きく弱まります。

大通りだから、その前を通る車が寄るかと言うと、実際に働いてみるとそんなことはありません。「わざわざ」来てくれた人に良いおもてなしをすることで、口コミなどで1人のお客が後々何十人という人を連れてきてくれることに繋がるのですから。

 

しかし、溢れかえった外食産業に対して、わざわざ特定の店舗に行くとしたらCMで気に入ったのがあった。人にすすめられたとかの時くらいかもしれません。

 

ならばと「地域と密着したリピーター確保型」なのです。

 

 

うどん・寿司など低価格が進んで手軽になったことで、隣近所の人はもちろん徒歩圏10分~15分程(自転車なら更にプラス)の人は商成圏に入ります。

これにはいくつかメリットがあります。

 

・足で行ける

車を出す必要がない。
土日祝であっても駐車場の心配がない。
ちょっと小腹が空いたときに軽食代わりにできる。
散歩の途中で小腹が空いた。

 

・友達、親族があそびに来た

わざわざ食事の用意する必要がない。ちょっとそこでと言える
複数の車で行く必要もない。
ピザ等の出前は1食あたりの単価が高価になりがち
「どこにするー?」「どこにしよー」 という面倒な会話から 「歩いていけるから○○は?」と即解決できるかも。

 

・高齢者向き おそらくこれがメイン

高齢化の進む社会で遠距離を歩いたり、車を運転したりするのが大変な人は多いと思います。

しかし、私の祖父もそうでしたが、日課に散歩をする人はよく見かけます。

 こういう方に歩いていける距離に安くて美味しい店があったら楽しいと思います。私が見かけたのは「うどん」「寿司」ですが、どちらも無難な品物で好き嫌いがあっても選ぶこともできる。アレルギーがあっても、うどんならトッピングで変えることができます。

 近所の人と食べに行くのも歩いていける。

 孫が来たときに一緒に散歩しつつ行ける。

 

 

バブル期からの外食産業の著しい成長の中にはその店に行ったという「ステータス」的な意味合いもありました。それ故に贅沢感とは手放せないものでしたが、身近になればなるほど、遠くの店よりも近くの店の方が手軽で便利になります。

ただし、商成圏は徒歩10分から15分程(自転車なら更にプラス)とけっして狭いわけではありませんが、メインは限られた範囲になってしまいます。ですので、メニューにおいては

飽きのこない、万人受けする無難なもの。になると思います。

そうすると、○○専門ファミレスのようなタイプは食事の好みに対する偏りが出てくるのであまり住宅街にはできないのかなと思ったりします。

 

 

 

どうでもよい話

以前、外食産業生き残りに対するテーマは「惣菜」「出前」の2点でした。

価格競争などで低価格がすすんだ外食産業でしたが、やはりバブル期にできた業界。不景気になると客足が遠のきました。

その内のひとつの理由に、現在も「家のみ」が増えていると思いますが、それに伴いスーパーなどの惣菜が安い。と消費者(特に独身者)に利用され始めました。

グラム当たりが安い上に夕方などは30%オフが貼られていきます。

これはサービス(接客などの人件費、水光熱費などなど含めて)が含まれる店舗のファミレスなどには大きく不利な条件なのです。

それは店舗という環境の維持なども価格に含まれるため、惣菜と同等の価格を出すことは不可能だったからです。

こうして顧客を奪われて行きました。

 

そして出前。これは先述した高齢者の方や、雨の日に強い存在感を示します。

人は便利なものを好むもので、以前は出かけていって食べる価値のあったものも、慣れてしまえばもっと近くに、できたら持ってきて、と欲をだします。そうなると数百円の違いなら…と出前を優先することもあると思います。

実際に、配達を始めたファミレス多くないですか?

 

手軽なファミレスもいろいろ考えてみたら面白いものですよ。

バブルの象徴からどんどん身近になって行ってますから。

 

ちなみに私は駅から徒歩1分程度のとこに住んでいますが、駅から徒歩3分程度の住宅街に「うどんチェーン店」ができるようです。

地方とは言っても、そこそこ栄えてるような気がするんですが。マンションが2軒たつのでそれに先駆けての戦略かもしれませんが、都心部では考えられない環境でちょっとおもしろいなと思います。

Popular Posts:

photo by: markyeg
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 外食産業 集客型~地域密着型 へ進出
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed
[`tweetmeme` not found]
[`grow` not found]

ページ上部に